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2011.12.05

12/5 2011朝霞市議会議員選挙の分析

12月4日に行われた朝霞市議会議員選挙の結果について、私は以下のように考えました。

○公明党は過去最多の前回市議選の得票はできなかったものの、前々回までの得票水準より少し上積みした安定した強さを発揮しました。投票率が50%程度になっても全員当選できる力量をみせました。

○町内会等強固な地盤や後援会を持つ保守系候補は票をほとんど変化させていません。同一町内会地域で複数立候補した候補については合算すると前回、 今回ほぼ同じ得票で、朝霞市はまだまだ町内会中心の組織選挙が機能することを明らかにしました。一方では都市化が進み、市議選での町内会推薦候補が擁立し にくい朝霞駅周辺の本町、仲町や、朝霞台駅周辺の西原、北原、朝志ヶ丘1丁目、三原などの地域では、町内会推薦以外のルートでの議会での発言力確保が課題 です。

○4月の県議選落選者が3人全員出馬しましたが、全員当選しました。県議選出馬で市議を辞任→市議選にチャレンジした2人については、その効果がはっきり現れ、3~4割の票の上積みがされています。

○1人の民主党公認候補は票をほぼ半減させてしまいました。候補者が議員として問題行動があったわけでも悪評があったわけでもないことから、地域で は民主党に強い逆風が吹いていることを明らかにしています。私も民主党推薦と勘違いされて、よく駅頭等で怒られることがありました。今も民主党の支持率は 20%前後ありますが、朝霞市の地域の選挙のなかでは、町内会の人間関係、同窓会の人間関係、地域のさまざまな運動の人間関係を凌駕するブランド力の再確 立が課題だと思います。

○みんなの党新人については支持率に見合う得票数を獲得しています。私とともに、引退議員の地盤を継承しない数少ない新人候補を当選させることができました。

○共産党については、いずれの候補も前回得票を2割減させています。最下位から2人を共産党が占め、2人は低い投票率に救われたと言えます。

○市民運動・市民活動を母体としている私を含めた候補4人について、私が立候補して候補者が増えたにもかかわらず、得票数を若干減少させたことは注 意していかなくてはなりません。若干の減少で済んだことは4人の中で移動しつつもそれなりに固定票があることを示していますが、一方で、今回藤井候補を落 選させてしまったように、まだ4人を安定して当選させるに必要な基盤が作られていないことも示しています。
また基地跡地の運動以外の課題についても、それぞれの候補者が争点を提示して、個人の強みを発揮する必要があると痛感しました。
またこの政治的ポジションは、他の自治体では女性議員がたくさん活躍するところですが、朝霞市では私を含めて男性ばかりで、次の市議選では女性の擁立できるかが課題です。朝霞市の男女平等の課題でもあります。

○私を含めて無所属新人候補は、低い投票率のあおりを受けました。私以外の得票順は、駅頭活動と組織活動のバランスで組織活動を重視した順ではないかと思われます。和光市や新座市では定着した浮動票を取りに行く選挙が、まだまだ朝霞市では難しく、これからの課題です。

○今回の選挙結果を覆う、あまりにも低すぎる投票率は本当に問題だと思いました。結果として現市政を追認する選挙結果となっていますし、ゼロから挑戦した候補はほとんど討死したことは、次回以降の新人の挑戦を躊躇させる結果になっていないかと心配です。
これまで私は新人候補がたくさん出れば投票数は上がり投票率は上がるという仮説を立ててきましたが、今回はまったく裏切られる結果となりました。この仮説か働くには別の要因が必要だと考えています。
また、これまで投票率は下がっても、投票者数は同水準に維持してきたものが、今回は2500人も投票者数が減少したことは市政そのものへの危機感を持たざ るを得ません。大多数の市民が市政を突き放しているとしか思えない状況です。何とか市政にかかわることが生活を変えていくことなんだと実感できるように取 り組んでいくことが必要なのかなと思っています。

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コメント

ご当選あめでとうございます

投稿: 松田弘明 | 2011.12.07 19:48

黒川さんの当選で朝霞市も必ず変わります

投稿: 松田弘明 | 2011.12.07 20:03

当選 おめでとうございます。
連合長崎の出張や私事で忙しく、まったく連絡もできませんでした。  すみません

初志貫徹 市民のため 応援者のために 頑張ってください。

投稿: 松井利明 | 2011.12.09 14:37

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