偽福祉と保育園の専門家元自治労書記朝霞市議会議員くろかわしげる氏のきょうも歩く書き換えとTwitterでの人権侵害とセクハラと障害者差別の公開質問状及び検証ブログ

福祉の専門家黒川滋元自治労職員朝霞市議黒川滋先生へのきょうも歩く書き換えとTwitterでの人権侵害とセクハラと障害者差別の公開質問状及び元自治労現朝霞市議の黒川滋氏くろかわしげるのきょうも歩く黒川滋左翼黒川滋ブログ黒川滋朝霞市黒川滋 今日も歩く黒川滋 朝霞黒川滋 朝霞市議会黒川滋 左翼黒川滋の経歴黒川滋 wikihttp://kurokawashigeru.com/ くろかわしげる | トップ http://kurokawashigeru.air-nifty.com/ きょうも歩く http://ronzine.net/?a=b&i=bba29fee922b71d74e753f2487e107fd 黒川 滋 - ろんじんネット 消費増税断固反対 - 黒川滋が本田由紀にこんなブログをTwitter https://ja-jp.facebook.com/dankohantai/posts/434646586566286 ブログ「きょうも歩く」黒川滋朝霞市議@kurokawashigeru https://twitter.com/hitujinomura/status/197899978910339072 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-0de5.html 黒川滋さんのほんとうの正論 http://wwwa.cao.go.jp/wlb/change_jpn/taikenki/h20/sakuhin/3-07.html 赤ちゃんとの初めての生活 http://togetter.com/li/641790 「俗論」に振り回されがちな保育・待機児童問題 by 黒川滋・朝霞市議(@kurokawahigeru) さまざまな角度から黒川先生を検証するブログです

2015年11月

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2005.10.12

10/12 市民のふりをして潜入する利権

朝霞市の基地跡地利用の市民検討委員会の委員募集(定員100人)に160人以上が応募。何があったのだろうか。

もともと基地跡地利用については市民の関心が高い。財源をどうする、既存のまちづくりとの調和をどうする、ということを置き去りにしながら、夢物語 ばかりが膨らんでいる。それというのも朝霞市は埼玉県の同規模の都市に比べ、野球場、陸上競技場、老人ホーム、図書館、公民館を基地跡地につぎつぎに作 り、あたかも基地跡地が都市基盤づくりの玉手箱のような役割を果たしてきたからだ。

しかし、今回の基地跡地利用は難しい。今までのように財務省が安価で貸与することはありえず、あくまでも市価での貸与または譲渡になる。あまりにもおおぼらを吹きすぎると、他の自治体のように公共事業で首が回らない自治体になる危険性がある。

ところで、跡地利用の市民委員会にどうして160人もの人が応募したのか不思議でならない。福祉にしたって、子ども政策にしたって、みんな切実だし 関心があるし文句言うのに、そうした委員になろうという人は桁が2つ違う。役所が文句言う市民にまで声掛けて、やっと2桁に乗っている状態だ。

私は10年前、札幌駅の再開発の市民ワークショップに出席したことがある。小グループでワークショップをやるのだが、一緒になったメンバーのうち私 ともう一人の中年男性以外はみな土建屋か行政コンサルの社員。他のグループもそんな感じだった。8割は再開発で儲かる人たち。彼らはどうでもいい態度で議 論をされるし、自分たちの仕事に不利な意見が出てくると、「極端な意見ですね」なんて言われる。そういうシーンが各グループで繰り広げられ、最後には各グ ループでなされたどうでもいいやりとりを発表させられた。それを行政と公共事業業界お抱えの建築学者が「うるおいのある、親しみのある、やすらぎのある駅 前づくり」と強引にまとめてしまい市役所にフリーハンドを与えてしまった。そして、いくつかの肝心なことは全く省みられることはなかった。
札幌駅は高架化するときにそっくり北側にそのまま駅をつくってしまった。そのためJR駅が地下鉄駅と200メートルも離れてしまい、乗り換えにはものすご い歩かされるようになった。また地下鉄駅は高度成長期のもので、バリアフリーに全く対応しておらず、それらと一体的に改築すべきだと言ったら、「極端な意 見ですね。違う意見も尊重しましょう」と土建屋連合に一蹴された。で、何ができたかと言えば、長い距離歩かされる人がお金を落とすためのデパートであり地 下街だった。

この思い出が今回も再現しないで欲しいと思う。基地跡地開発は土地と税金がからむ朝霞市では最大の利権が動く事業である。それが役所や土建業者、基地跡地を自分たちの商売道具にしようとして虎視眈々としている業者の回し者で圧倒されてはならないと心配でならない。
160人の委員の過半数に善良を求めたいが、どういう仕事をしている人たちなのか情報公開を求めたい。

また多すぎる委員で利権を議論することがいいのか疑問でもある。行政コンサルタントの手のひらで、本当に異議を唱える人はまず少数派だろう。そうし た人を特殊な意見とか、相手の意見を尊重しない人などと言いながら、雰囲気やレッテル貼りを利用して強引に運営するようなことが100人の会議ともなると 可能になる。多くの人はやじ要員でしかないからだ。根回しされた何人かの意図ある委員たちで話の段取りが固められていることもありうる。心配でならない。

●福島県が郊外型スーパーを規制するという。拍手を送りたい。
スーパー業界、特にイオン・ジャスコは憲法まで持ち出して猛反発しているようだが、道路整備、土地用途区分の見直し、水道整備、公害の処理、犯罪の誘発な ど、郊外型スーパーは無軌道な営業に対して、あまりにも自治体(税金)に無用なコストを押しつけている。失業や廃業、コミュニティーバスの運行、買い物ボ ランティアの確保なども含めれば多大な間接コストも払わされている。そうしたものを行政任せにしている以上、開業規制されるのは当たり前だ。営業の自由の 尻ぬぐいを自治体がさせられるのはあまりにも異常だ。
国民の義務や責務ばかり言いたがる財界が、自分たちの無軌道な自由に何ら反省しないで、改正提案までしている憲法を持ち出すところが情けない。

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コメント

市民参加の正当性の担保のためには、情報の完全公開が必要ですね。
市民参加には胡散臭い副産物が結構あります。

投稿: takeyan | 2005.10.13 00:05

まだとんでもない委員が選ばれたわけではないので、過去のトラウマからの懸念です。
利権がからむ政策決定過程は、相当の公開性を持たせなければ何があってもおかしくありません。
福祉の政策効果についていろいろつきつめる議論がありますが、土建公共事業はムードだけでどんどんものがつくられていくことに不安を感じます。

投稿: 管理人 | 2005.10.13 00:19

現在、まちづくり3法の改正が進行中なんですよね。私は商店街で生まれ育ち、今もそこから生活の糧を得ている当事者であるわけですが、最近まちづく りが利権でむちゃくちゃにされてきたし、今もされつつあるということを痛感してます。ただ商店街も問題で、商店主たちも補助金利権に群がっているのは事実 で一方的な被害者ではないと思っています。イオンが経済的自由権を主張することにも一利あり、一つの理論としては成り立ちうるわけで、商店街を社会資本と して維持・発展させることが公共の福祉足りうるという社会認識を広めなければ、
商店街を保護するような法解釈は導かれないのではないかと危惧しています。そのためには商店主が商売人としての原点に立ち返り、努力する必要があると考えてます。

投稿: wacky | 2005.10.13 07:56

同感です。
でもやっぱり、クルマに依存した消費社会が高齢社会で持続するわけがなくて、豊かな消費社会を高齢社会でも維持できるようなまちづくりが必要です。そのた めには今から商店街をデザインし直して、買い物と生活と住居が一体となって、かつ段差の少ないまちづくりをどうするか、そこにスーパーは何ができるのか、 という観点で考えていくことが必要かなと思っています。

投稿: 管理人 | 2005.10.13 23:00

そうですね。たらればでいろいろ言っても仕方ないですしね。中心市街地活性は商店街の力だけではできないし、都市計画やその他いろいろな分野の政策をフル稼働させて、ようやくできるかできないかぐらいハードルが高いことだという気がしてます。

投稿: wacky | 2005.10.14 08:09

市民懇談会、抽選に通りました。
ボクの本職も、大きな枠で言ったら土建屋かも!?(苦笑)
もっとも、弱小…いや極小なので、どうあがいても利権とやらには関われませんけどね。
一市民として、とにかく事の成り行きをしっかりと見届けようと思います。
市民側も、一部では多数派工作の如き動きもあるようで、利権からの防御という意味ではそれもアリなのだろうけれど、それはそれでひとつの「偏り」なので、これからがちょっと心配。

自分がクルマ乗りなので、いつもアンチクルマな話を、ドキドキしながら読んでいます…。

投稿: yone-zo | 2005.10.14 11:21

yone-zoさま久しぶりです。いつかはご家族に大変お世話になりました。まだまだ使っていますよスリング。ありがとうございます。
私の福祉に関しては利害関係者とも言えます。でも仕事上の利益どころかひょっとすると知り合いの朝霞市職員は管理人の働いている労組なんか絶対に入らないと思われているかも知れません。
利権の動員はもっとあさましいですよ。彼らは市民カレッジ行ったり、まちづくりに参加してきた実績のあるyone-zoさんのような助走期間はありません。突然、そうした会議にやってきて、オウム返しのような意見しか言いません。
アンチクルマの思いはトラウマを起因にした趣味ですが、人に共感してほしい考えは、クルマをもう少し乗らないようにしたらもっと良い暮らしができて、良い街づくりができるんじゃないかなぁ、ということです。ご安心ください。

投稿: 管理人 | 2005.10.15 01:20

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« 7/29 続・朝霞市外部評価委員会の問題 | トップページ | 7/30 早川忠孝前代議士のセンス »

2010.07.31

7/30 差別のない社会

市の広報が届く。

トップ記事は「みんなで築こう差別のない明るい社会」

まったくその通りなのだが、当事者が自己決定権あるような地域社会を作っていない朝霞市に、そんな立派なお説教されても、どうするんだ、という話にならざるを得ない。

まぁ、去年までの同和ゴロに気をつけましょうというような人権月間の運動に比べたらはるかにましだと思うが。

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« 7/8 選挙中に政権幹部の決断がぶれたら内閣は瓦解する法則が証明されそう | トップページ | 7/12 保育所モンスターペアレントに関する適切な報道 »

2010.07.10

7/9 埋蔵金頼みの人民党松田ぽん太の挑戦・民主党の10年遅れ

東京選挙区に立候補している英訳名人民党の松田ぽん太のちらしが埼玉県の我が家に投函されている。わけがわからねぇ。まぁ、早く東京都に編入してもらいたいと思っているが、こんなところから先取りされるとは思わなかった。

ぽん太君、起業して株を売っ払って金持ちになった人物らしい。私には縁遠い人だ。

その公約を見て、俗受けするというのはこういうことなんだと思いながら読んでいて、セーフティーネットを構築とか、引き出しの多い教育とか、お金のかかる政策が羅列されて、結局のところその財源はどうするの、というところに注目。

埋蔵金30兆円で財源はしっかり手当する!
1 今後3年間は集中改革期間(ムダ遣い解消期間)で増税はしない
2 その後の恒久財源については要検討
3 新たな財政規律のルールを導入する

どこかで聞いたような話。そう、2009年の小沢一郎の独断で財源論を無視したあの民主党マニフェストと同じ論理。増税で批判されている勘首相も、この限りではまったく同じ主張。

税収が圧倒的に不足しているという現実を見据えないで国民に甘言を弄する政治家というのは、結局のところ同じことを言って、最後は政策の整合性が取 れなくなるのは何度も経験しているところ。勘首相がそれでは行き詰まって、増税を打ち出していることに、この英訳名人民党の党首はひどく罵倒しているが、 同じ穴のむじな。穴の出口が近いか遠いかの違い。

こうして、埋蔵金30兆円があるから何とかなると言うが、埋蔵金は貯蓄だから、毎年の予算不足には充当できない。遣ったらその年で終わり。そういうこともわからないで経営者やっていたのか、と思う。意図して国民を騙しているのかも知れないが。

勘首相の所属政党の無様な迷走を10年遅れでなぞっているのが、松田ぽん太の所属する、英訳名人民党である。
(以上はきっとフィクションの話です)

●首相もたいがいだ。今になって消費税をぶち上げたのが良くなかったと反省した、などと言っている。
これで迷惑するのは、大きな政府が景気を回復させると言ってきた経済学者はじめ、有識者である。首相のちゃらんぽらんな打ち上げ方によって、彼らは当面、 政策提言能力を失い、また小泉構造改革系の経済学者やエコノミストが跳梁跋扈することになるだろう。その結果、雇用は相変わらず厳しい状況になり、日本の 経済は破局に向かい、失業者は無謀な話に共感するようになる。まさに戦前のように、下手すると全体主義や軍事冒険主義で国難を救うという話になっていきか ねない。
そういう言葉に責任感がないところが、小沢一郎に勝てない理由ではないかと思う。

●たまには福島みずほ氏がいいこと言う。

みんなの党はみんなの生活を破壊」―社民・福島党首 2010年7月9日23時8分朝日新聞

 ◇福島瑞穂・社民党党首

 ◆9日、横浜市で記者団に

 みんなの党(の政策)は小泉構造改革であって、みんなの生活を破壊する。民主党に不満な人がみんなの党に投票すれば、むしろ生活は壊れる。だから社民党に入れてくれという主張をしっかりやっていきたい。

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コメント

みんなの党があげている「埋蔵金」のうち、一番大きいのは、国債整理基金の剰余金10兆円らしい。
これって、もともと借金返済のための積立金。
これを歳出財源に流用しちゃうってのは、「一度使ったらなくなる」という以上にひどいかも。

投稿: ゆうくんパパ | 2010.07.10 21:26

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« 1/18 西武新宿線も共通定期券発行へ | トップページ | 2/22 日教組批判が始まれば政権末期 »

2009.02.21

1/22 現職批判派が自滅した朝霞市長選挙

あすから朝霞市長選挙。いろいろ今の市政に問題あるのに、対抗馬を立てられなかったことはほんとうに情けない。

問題提起する側が、メンツ争いで、自滅したことが大きい。口のききかたのわからないベテラン市議、市民運動の主導権争いにうつつを抜かす一部市民、 そこに問題があったと思う。現職市長に白紙委任状を渡したようなものである。その白紙委任状を手に、現職市長は、基地跡地の乱開発や、学童保育の整備や保 育所の整備をないがしろにして前に進んでいくのだろう。選挙をなめていたとしか思えない。

いい迷惑なのは、30代40代、これから朝霞市に毎年何十万も市民税を払っていく市民である。その世代には今回のことで大きな幻滅を与えたのではな いかと思う。事実、私の周囲で何人かが、このような顛末になって、サークル活動みたいなことは続けるけども、朝霞の公的なことに首突っ込むことは二度とし たくない、と言っている。そういう思いにさせた人たちには真剣に反省してもらいたい。

そういう事態にたちいたったことには真剣な総括が必要だし、そのことを誤魔化して通れば、もう自治能力を取り返すチャンスは4年たっても8年たって もないと言わざるを得ない。そうであるなら、近隣市や23区に信託統治してもらった方がいいと思う。その自滅した側が、白票投票しようなどと言うバカな動 きがあって、呆れかえるったらありゃしない。中途半端な異議申し立てするなら、現職市長を批判して、きちんと立候補しろ、と思う。

行政サービスの質、法の支配にのっとった行政、持続可能な開発、そういう観点からは、全く持って今の朝霞市に問題だらけで、しかし対抗する市民の側の不出来もあり、情けないまま迎える市長選挙である。

新住民にとって、朝霞市が朝霞市であることに何か意味があるのだろうか。仕事も買い物も、飲み歩くのも、朝霞市に何か意義を見いだしているのだろうか。仕事もしたくない不動産屋もどきの地域の有力者の意向しか聞かない市政に何かお墨付きを与える意味があるのだろうか。

●この間、JCで公開討論会をしようという動きがあって、今日の18時から開かれた。
このブログでは、今の朝霞地区JCのイデオロギー過剰に批判をしてきたが、今回、公開討論会で窓口になってやっていた方は、イデオロキーでないところで動 いていて、真剣にまじめだった。それなのに、現職市長に対抗する側がそのことの期待に添ってきちんと公開討論会に出る人を用意できなかったことは申し訳な い思いをしている。住民自治の基本は、自治体選挙にある。そのことをちゃらんぽらんに考えるのなら、いつまでたっても、ろくな自治体にはならないと思う。

●ここのところ、朝霞駅が不便になったと痛感する。以前は、朝霞駅に停まる準急の本数も多く、急行には必ず接続の各駅停車があったが、副都心線開通 後の滅茶苦茶ダイヤで、パターンがなくて覚えにくいダイヤになった挙げ句、急行の増便のひきかえに準急は減便され、それだけならまだ我慢できるが、増便し た急行に、和光市や成増で接続する各駅停車がないことも多く、池袋から各駅停車乗っても結局同じ電車になる、とか、和光市で接続する電車を待ったら、結局 後の準急だったり、ということが増えて、乗車チャンスが減った。
乗車チャンスが減ったということは、以前の所要時間に、電車の待ち時間が増えたということ。
こういう冷遇を、今の市役所は東武鉄道や東京メトロに抗議したら要請したりもしない。朝霞市民の半分が東京に出て働いていて、住民税として市税収入の4割を担っている人のことを直視できない市役所なのである。

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« 3/31 政党に団結できない候補が「一致団結」 | トップページ | 4/5 贅沢な九州の電車 »

2011.03.31

3/31 県議選に北朝鮮体制擁護派の田辺朝霞市議が立候補

埼玉県議選、朝霞市選挙区に革新系から田辺淳氏が立候補することが正式に公表されたようだ。

●県議会に問題があると挑戦するという。確か4年前にもそういうことを言って立候補したが、落選したとたん、市議会議員選挙に舞い戻ってきた。一体 何がやりたいのだろうか。そしてまた今回県会議員に出た。この3年間は県議選のために市議会議員として報酬を払ってきたということだろうか。
よその土地の市民派議員は、議席の私物化を徹底的に批判し、拒否していて、おそらくこのような行動は取らない。朝霞だけが、こうしためちゃくちゃなことを 繰り返して赦されるのだろうか。落選したらまさかまた11月の市議選に出るなんてことはないだろう。私物化と思われないには、市議選に出ないと退路を断つ べきである。
〈過去の田辺氏の得票の推移〉 1999年市議選 1309票 → 2003年市議選 985票 → 2007年4月県議選 4040票 → 2007年 12月市議選 1661票 ※落選すれすれの2003年市議選と上位当選できた2007年市議選を比べると、県議選出馬の宣伝効果はあったことがわかる。

●田辺氏についての私の過去記事
2008/10/12 ネタでしかない朝霞の市民派議員の保育所問題
一律に市の支出を受けている企業・団体を上から並べて、保育所は補助金を多額にもらっている、と。介護や教育などと違い、いったん国や県の負担金を市の財 政収入に繰り入れて財政支出をしなければならない保育事業は、金額が多くでる仕組みになっていることを無視し、民間保育所は利権だと言わんばかりの悪宣伝 を行った。
2009/2/22 現職批判派が自滅した朝霞市長選挙
基地跡地の開発をめぐって山場であった2009年の市長選を台無しにしたことの責任は大きい。

●田辺氏は、埼玉県の日朝友好関係の団体の幹部を長年つとめていた(近年退任)。単なる全方位外交の立場で北朝鮮の人々との友好を訴えているのでは ないし、独裁体制下にある北朝鮮の人々に同情する立場ではない。北朝鮮の体制思想である主体思想を担ぐ伝播者としての立場で、独裁体制を擁護する立場にい る。筆頭推薦人の鎌倉孝夫埼玉大学名誉教授は、現在、日本における主体思想の輸入代理店のような立場にある。ソ連や中国を擁護した左翼でさえ、北朝鮮の独 裁体制にはしかめっ面をしている。もちろん独裁体制や全体主義を拒否すべき社会民主主義の私はこのような思想もそうした思想を広めようとする人を選挙で擁 護することはできない。
私も18時に面会して、23時過ぎまでそうした議論をふっかけられ続けたことがある。はっきりいって辟易した。

●そういう不適格な人を担がなければならない、と思いこんでしまう、進歩の少ないこの街の政治文化が変わることを願いたい。

●基地跡地の自然保護にきちんとした考え方をもった、他の候補から選ぶこととしたい。田辺氏の出馬で、基地跡地の国家公務員宿舎建設に反対しすでに立候補表明している候補が2位当選になったり、落選したいりすることは、マイナスでしかない。

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2008.10.12

10/12 ネタでしかない朝霞の市民派議員の保育所問題

少し前、朝霞市議会に議員を2人送っている市民ネットの会から広報が届く。朝霞市の支出事業の支出額上位の企業をランキングした表が載せられてあった。これ自体は単純な表なので、不公正も公正もないと思う。その中で、保育所が3園ランキングされていた。


それをもらったときには、こんなものだろうと思って放置していたが、昨日、用事があって市民ネットの田辺淳市議を訪問した。その前座の席で、補助金の調査 結果から、保育園が補助金をもらいすぎだ、という批判の言葉があった。それからもう聞くに堪えない民間保育所への批判のオンパレード。

しかしそれが批判されるものなのだろうか。まず保育所の補助金は厚生労働省ならびに県、そして条例で定められている市の加配基準で厳密に算定され、 公共事業のように談合水増しができる余地が全くない。私立学校のように傾斜配分などという行政の裁量もない。機械的に条例や要綱にしたがって計算され支払 われるだけである。そういう意図があって、事業支出額上位の企業に、これら保育所を運営する社会福祉法人を入れたとするなら問題である。

1億円といっても、これらの保育園は90人規模の園である。常勤の保育士だけで10以上人はいるはずである。この他調理員、延長保育のパートや残業 手当なんか考えると、実質14~20人ぐらいの人件費を負担しなくてはならない。それだけで1人450万円(国の積算根拠額)として、6300万円から 9000万円が出ていく。この他にも、子どもの給食や教材費などに充当されるから、妥当な水準である。

市独自の家庭保育室が儲けているかどうかは経営監査が入らないので何とも言えないが、少なくとも県の監査が入る認可保育園はよほどの不正でもやらな ければ儲かる事業という話にならない。そして、働く人にまともな賃金を払って儲からないのに、これが高コスト体質だというなら、この10年、医療や福祉、 保育をガタガタにしてきた規制緩和委員会~規制改革会議の宮内義彦オリックスCEO・八代尚宏ICU教授コンビの言い分と同じである。

さらにその1億円の支出もあるが、市は保護者からその支出の30%~45%の保育料を受け取っている。保護者は保育料を市に払い、市に収入にいった ん計上しから、補助金が支出として計上する。利用料負担がない他の公共事業と違って、補助金額がすべて公的財源からの支出ではない。

この議員の質問の意図は、保育所経営者のあら探しのような、別のところにあったようだが、本当にその無知さに驚くばかりである。
そして、私には私立保育園を選んで、という批判の意が込められていた。ほんとうに後ろめたい思いを浴びせかける言葉が続く。

しかもそれとは矛盾するような話で、市議は「保育所はすべて公営であるべき」という発言が出てきた。

しかし公営ということは市が職員数を増やす覚悟をしない限りやらないわけで、行革優等生だけが使命感である朝霞市がそんなことクビをタテに振るわけ がない。民間で1億円で運営できている保育所が、公立なら2億はかかる(つまり民間保育所の補助金1億円でも、十分な保育士の待遇を保障できないのだ。最 小限の職員数で全職員の平均賃金を450万円以下に抑えなくては経営できないのだ)。

朝霞市が期待もしていないところで無認可保育所が認可に転換していく過程で、朝霞市は最小限の待機児童問題を解消できた。民間が県にそそのかされてやったくれたからということである。
しかし、これを公立に拘っていたら、待機児童問題は深刻なままで、公的なかたちで質の担保をしていくことができない無認可保育所が増え続けていただろう。 ただでさえ、朝霞は第一次マンションブームで適当なことをやって、家庭保育室という名の無認可保育所を20ヵ所以上も作らせてしまった。それを追認し続け れば保護者の経済的負担も大きかっただろう。

今回のやりとりで自覚のないうちのまちの「市民派」議員の就労と保育に対するとらえ方の問題点もよくわかったと思う。
勤務先に無理難題言われて、なんとかかんとか保育つないでいく苦労なんかしたことないから、保育所のことなんかネタでしかない。あら探しのネタでしかない。そのスタンスは規制改革会議と同じなのだ。
そういった有権者の関わり方は、保育所を利用している保護者にネガティブな感情ばかりを創り出すことしかない。

市議が、保育所をネタに有権者をいじっているヒマがあるのか、と思うのだ。
仮にも質の悪い私立保育所という問題意識を設定をするなら、保育所をどうこうする規制を作るのは、市議の仕事で、そういうところを選ばざるをえない保護者 の選択の主体性を問うてどうするんだ、と思う。そういう発想は、新自由主義者の態度そのもので、新自由主義を批判している田辺氏の態度としていかがなもの かと思う。

朝霞の市議会で、保育所のことを、支持者の関係で取り組んでいる共産党と一部保守系市議に任せきりにしてきたことの問題を何も感じていないようだ。

あほらしくて、用事半分も片づけずに中座させてもらった。

他にもいろいろあって、朝霞の野党系政治勢力に絶望的な思いをしているのだ。市長も市長与党もどうしようもない政策選択をしている。通算28年住んでいるが、情けない思いだ。

●こんな状態の市町村に、保育所・学童保育の施設基準や監査権限を降ろすというのが規制改革会議の提言で、これに異を唱える声が少ないのが心配であ る。補助金が多いというだけで、あれこれ刈り込まれて、学童保育みたいになるのではないか。声も数も力の高齢者の福祉に分捕られるのではないか、そんな心 配ばかりだ。

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コメント

お怒りごもっともです。市民ネットという会派はつまり趣味人の集まりでしょう。田辺市議がどなたかの切実な生活の必要から市政を変えようとしてきた とは到底思えません。あの人物の市議会での質問はつまり「空中戦」です。かつての総評内で行われた党派闘争に遥かに劣る次元のものでしょう。
 藤井議員にしてもベースは生活クラブのようですが、あの生協も共産党系生協と同じ位の嘘つき生協です。バカ高いものばかり供給していてそれを何とも思わ ない。加入期間中、貧乏人は癌になれとでも言われている思いがしましたよ。基盤がそういう集団であればやはりがどなたかの切実な生活の必要から市政を変え ようとしてきたとはどうしても思えない。
 実際、両名とも長くやってきて、「市民」の何がどれだけ守られたというのか、「市民ネット」は新顔の小山議員に実績面ではっきり劣ると言わざるを得ないのです。
 
 とはいえ、「市民ネット」が今のところ「会派」としては相対的にまともと言わざるを得ないのは事実です。ただ、正体も分かってしまっている。あるもので我慢するしかないのでしょうかね。
 尤も、張子の猫など蹴破られるのも近いと思っています。

投稿: ハンス | 2008.10.14 02:08

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« 12/29 朝霞市議会・基地跡地利用計画への住民投票を否決 | トップページ | 1/4 超高層ビルの歴史的評価 »

2007.12.30

12/29 朝霞市議会の敷居の高さ・壁の厚さ

29日の朝霞市議会を聞いて、見て思ったこと。

議案書1枚だけ配られて、資料が一切配られない。人権擁護委員の選任など、誰が選ばれているのか皆目わからなかった。住民投票条例も条例文がないので不便した。どうなっているんだろうかと思った。

市役所の幹部が、わざとか、頭が悪いのか、1人の議員が3回しか質問できないことを利用して、1回目の答弁ではほぼ全員がとんちんかんな答弁をしていたのではないか。与党議員に対しても。
例えば、今日の市議会ではプロボーザル入札の判断基準が不明確だと問いただした議員に対して、プロボーザル入札を定義した地方自治法の条文をオウム返しに 読み上げ、同じ再質問をさせる。2回目の答弁では、地方自治法の条文に多少脚色をつけた答弁をするが、どの業者がどのような点数で選ばれたか結局、答弁も 資料も出さず。3回目の質問をはぐらかして逃げ切り。ヤジも飛ばないので不誠実答弁を軌道修正させる仕組みもない。
朝霞市議会では3回の質問制限があるため、これでおしまい。1問1答方式の質疑ができないことの弊害を感じた。
それと議員自体が市役所に満足な説明を受けていないので、議員も市民に満足な政策提起や、選挙公約を作らなくて当たり前、というムードができるものなんだとも思った。

帰りに親交のあった議員、シンポジウムで協力してくれたり、丁寧なお断りのメールをいただいた議員の議員控え室に激励に行こうかと思ったら、傍聴席 と控え室の間にガラス戸があってロックされている。議員がおいでよと言っても議会事務局の職員はカギを空けない。正面玄関から遠回りせよと言う。こんな議 会、私は初めてである。
市民と議員の接触を断ち、情報を遮断して、特定の回路でしか議員と市民のつながりを作らせない、さまざまな巧妙な仕掛けがある。このようなコミュニケーションを切るようなことをして、よく議員が市民の代表なんて言えるものかと思った。

選挙でのビラや演説会のなさから始まって、議会傍聴席の遮断まで、行政が議会よりも民意よりも自分たちのためだけに優位に市政を執り行うためにさまざまな張り巡らされたバリアにびっくりした一日である。

●傍聴者用のトイレが薄暗く、男女共用なのには驚いた。

●施設も急階段、段差と、バリアだらけ。傍聴者用の入口は市役所の裏側にひっそりとあって、「裏口」という言葉そのもの。そこから上がる階段は狭く て、急階段で、薄暗く、「裏階段」といった佇まい。主権者は誰かということがある意味明確に意識づけられている市議会・市庁舎である。
四肢障害の人や、高齢者には敷居の高い議会である。ガラス戸のロックもあって、クルマ椅子の人はフリーアクセスではない。最も政治の光が当てられるべき彼 らに傍聴に来るなという議会のつくりである。建築設計の世界で、かつて権威を見せるために段差をつけた時代があったようで、まさに今回のはその遺物であ る。

●基地跡地問題で、さまざまなアンケートに答えをはぐらかし続けた議員の8割は、市の原案に賛成する態度が決まってる、と確認できたように思う。こ れが金融取引であれば重要事項についての説明をせず契約させたとして罰せられるし、製造物なら製造物責任法で事故リスクを説明書に明記せず販売したとして 無条件で製造主責任が問われるようなことがらである。政治の世界は、契約の概念があまりにもなさすぎると思う。

●そんなことを考えると、議会改革度ゼロ点の朝霞市議会だが、ゼロどころか、評価項目にない市民との壁を考えるとマイナス点も付くんじゃないかと思う。

●新座の星川議員による傍聴記録が書かれているので、参考にどうぞ。
いつもは口の悪い星川議員だからと先入観を見ずに。比較的フェアに書いている。
朝霞市議会傍聴記 その1
朝霞市議会傍聴記 その2
朝霞の市役所関連の会議に出ると、「朝霞市なりのやり方」という言葉がよく使われるが、よそで行われていることを見もせず、聞きもせず、狭い井戸の中でオ レ流と言っているにすぎない。市庁舎の中にいる人以外は余計なことに口を挟むなということと同義語と思ってよい。比べて、確かめて、初めて朝霞市流のやり 方が優れているかとうかがわかるものである。今日の議会傍聴では、議員と市民の遮断では、一番厳しいと言われている国会以下だと思ったし、市の議論のはぐ らかし方のレベルの低さは、札幌市議会に出入りしていた時期があったからよくわかった。他市の議会、いい議会を見ていない人には、何の問題意識も生まれな いのかも知れない。
新座や、和光や、富士見、あるいはもっと都内自治体で行われていることをきちんと見聞きして、財政事情や職員数の都合がつけば取り入れられるものはまねし て入れてから、初めて「朝霞市なりの」という言葉を言うべきであろう。そういう意味では、市外の人との交流は重要であるし、市外の人の批判は謙虚に耳を傾 けるべきだろう。

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コメント

 傍聴者に議案を配るのは当然のこと。前から要望しているのですが、いまだに配られない。皆さんこれでもよく傍聴に来られると、頭が下がる思いです。
 傍聴者と議員控え室とを隔てるガラス扉は、以前は、どうぞと通してくれたのですが。議会事務局が受付係に入れないように言ったらしい。勝手になのか、議員の誰かから言われたのかはわからないのですが。
 どちらも、市民から何度でも要求していかないと、どんどんひどくなるような気がします。あきらめずに、文句を言いましょう!

投稿: shimin | 2007.12.31 00:26

時々傍聴に行きますが、他市で行ったことがないのでそれが普通だと思っていました。
恥かしながら管理人さんにはいつも”本来はこうだ!”ということを教えてもらっています。
いたらない弟子(勝手に名乗ってスミマセン。。)ですが新年もよろしくご指導ください。

投稿: m | 2007.12.31 08:22

>議員がおいでよと言っても議会事務局の職員はカギを空けない。正面玄関から遠回りせよと言う。こんな議会、私は初めてである。

。。案外、議員が職員に カギ明けちゃいかん! と裏で指図していたり。

開けまして、おめでとう、といきたいですね。新年は。

市議会、というのはどこもかしこも似たり寄ったりなんだろうか。

投稿: 古井戸 | 2007.12.31 12:07

shiminさんの傍聴者のへの情報提供について
行政の審議会・委員会が、議事録だけHP公開で、資料が傍聴者にしか配られないことが問題になっているのに、より民意に近いところにあるべき市議会が、市民への情報提供にコストや労力を意識してなのか、民主主義への恐怖感なのか、後ろ向きというのが、問題です。
こんなことをやっていると、首長を議員から選ぶようなこともないわけで、地方議会不要論が力を持つように思います。先日、とても左よりで義侠心の強い方か ら地方議会不要論を力説されました。議員への政務調査費や報酬の使途について詮索する「市民オンブズマン」が幅を利かせていますが、彼らを勢いづける底流 には、単に報酬や政務調査費がムダに使われているかどうかではなくて、地方議員の存在そのものが必要性を実感できない皮膚感覚があるのではないかと思って います。偉そうに民意の代表と言って開き直っている地方議員にそうした危機感があるのか、と思います。

ガラス戸の閉鎖について
論外だと思いました。繰り返し、どこかで問題提起していこうと思います。しかし、こういう民主主義の根幹に関わる運用変更は、全会一致で運営されるべき議運にもかけられないで決まるものなのでしょうか。

mさん
指導だなんて・・・。mさんからも教わること、勇気をもらうこと多くて、それ以上に、いろいろ面倒見ていただきたいと思っています。
他市との比較をやるべき、というのは、過去、優秀な仕事をしている人や、能から学んだ技術論です。質の高いことをしようとするなら、優秀なことしている他 者を見て、まねして、やり方を盗み取って、その限界を見通したところから生まれてくる、ということでした。市役所には他の自治体の職員を相手に自信がない のか、そういうことがおろそかにしすぎだと感じています。公園周辺道路のハンプ以外は、学んできても表層的な方法論ばかりです。

古井戸さん
議員が指示した可能性は高いかも知れませんが、野党議員が知らないところで決まったようです。
地方議会の民間人恐怖症の体質はどこも同じだと思いますが、この現れ方は多種多様です。朝霞市ほど敷居の高く情報が明らかにされない議会は昨今、あまりないと思います。
これで個人情報保護だかで、もし朝霞市議の住所や電話番号が公開されなくなれば、市民と議会との遮断は完璧です。
そのときには、朝霞市議会は本当にいらなくなるでしょう。今でも60%(うち少なくとも25%は国政には投票していいる人たちで、選挙による民主主義の必要性を認めている人たちです)の人が投票していないぐらいですから。

投稿: 管理人 | 2008.01.01 06:55

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2007.11.02

11/1 居眠り議員が小学生の皆勤賞だと

市の広報が届く。議会報告のページにあれだけ騒がれている基地跡地利用に関する議論が全く載っていない。作為的である。

またぶったまげたのが、小学生に皆勤賞を復活させよという市議の主張がトップで出ている。

議員 皆勤賞についてはご存知かと思いますが、学校を1日も欠席せずに登校すればこの賞に値するわけです。家庭の協力があって休まずに登校した努力の積み重ねが、皆勤賞につながるのではないでしょうか。 小学校6年間をスーパー皆勤賞、中学校卒業までの9年間を最優秀皆勤賞として表彰したら、この生徒は人生を通じてふるさと朝霞市を思い続けることになり、将来に期待もできる人づくりになると思います。最少の費用で最大の効果が期待できると思いますが、いかがでしょうか。

おっと出た、朝霞保守の精神訓大好き論議。あの教育再生会議でも、暴力生徒やいじめの加害者は登校させないという議論が出ているこの時代に、皆勤賞とは、脳天気も程があると思う。
それに学校を9年間欠席しなかったからと、ふるさとに誇りを持つものなのだろうかと思う。それより、教育の内容をもっと充実すべきじゃないかと思う。私立学校に行かせたり、塾通いをすることが当たり前になってしまうような質の教育を何とかすべきだと思う。

さすがに市役所も皆勤賞は何も子ども自身の精神力の問題だけじゃない部分もあって難しいんじゃないかと答弁してお茶を濁している。私が珍しく市職員の肩を持つが、この答弁は正しいと思う。
いじめや家庭事情が複雑化している中で、さらには朝霞市の場合、東京のベッドタウンという事情もあって、皆勤賞をぷらさげて小学校の問題がどうこうなると いう問題でもないはずである。学校に登校していればいいなんて問題でもない。暴力やいじめをする生徒が皆勤賞だったら別な問題になるのではないか。皆勤賞 という賞の性質から、こうした問題児童に賞をあげないという口実を探すのは難しい。

本来は、こういう質の低い質問をする議員というのは、選挙で淘汰されるべきだと思うが、なぜか朝霞の議会報告は、バカな質問も大事な質問もくそも味 噌も一緒に匿名になっている。これでは有権者が選挙する意味が全くない。選挙は業績評価でもあるのだから、現職議員については、やはりどんな議会活動をし ているのか、手に取るようにわかる広報が必要だと思う。

で、市議会の傍聴に足繁く通っている人から聞いたら、朝霞市議会の保守系会派の議員たちは、ほんとうによく居眠りするらしい(市役所を追及するだけ で、野党会派を多数派が締め付けているだけの議会で、議員どうしの緊張ある議論もしていない市議会に、多少の居眠りは仕方がないと思う)。居眠りして、市 長の暴走も止められないような議員じゃ、いくら皆勤賞だからと言ったって、意味がない。
小学生を締め付けることばかり思いつくなら、まず自らの行動を見直せと思う。

それと朝霞市の学校では、論語の「郷原、徳の賊なり」という言葉を徹底して教えるべきだと思う。

●同じく広報の市長のコラムで、バカなコメントが見つかる。
防災訓練の公共性を強調する中で、「『個』や『権利』が重視されがちな現代社会で」と、権利が防災訓練の対極にあるかのようなことを書いている。
防災訓練は、生存権や財産権など、市民の権利を守るために行われるべきことだ。そのための公共性である。市長がこのようなコメントをするのは、朝霞市が、市民の権利を否定したり抑制したりすることを目的に防災訓練をやろうとしているのだろうか、と言われても仕方がない。
民主主義は権利の集大成であり、権利ばかりが重視されがちな現代社会、などという問題意識があるなら、士農工商の徳川時代に戻すべきだと思う。しかしそう なったときに、富岡氏にしても塩味氏にしても、所詮、農の身分でしかない。政治なんかに携わるような家柄ではないのだ。そういうことがよろしくないという ことから近代は始まり、天賦の権利があるというのが、明治維新以降の考え方だ。
権利のために公共があり、他人の権利を侵害しないところまで自らの権利は認められる、というのが明治維新以降の近代社会の原理だろう。

だいたい基地跡地の市の政策など、商工会を中心とした権利を声高に主張できる人たちに阿った結論をまとめただけである。権利を主張したくても主張できない人たちのために基地跡地を利用するなどという発想はほとんどないと言ってよい。
そういう計画をまとめた権力者でもある張本人が、市民の権利にあれこれ論じるのは滑稽である。

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コメント

スーパー皆勤賞を提案したのは大橋正好議員ですね。

わたしが傍聴に行ったのは数日だけですが、その、すべての日にちで、9時から始まった定例会で9時30分までのあいだに大橋さんは眠りの落ちました。

広報で取り上げられた提案を補足すると
「イジメ、暴力、不登校、ひきこもりなどに関連する、
事件事故の報道が絶えずあるが、

家庭や小中学校における本人の努力が少ない、
努力の大切さを会得できないことが原因かと考えられる。

よって、休まずに登校をする積み重ねの努力をたたえ、

小学校6年間で『スーパー皆勤賞』、
中学までの9年間を『最優秀皆勤賞』などとして表彰すれば

人生を通じ朝霞を思い続けるに、最小の費用にして
最大の効果が得られるのではないか!」とのことでした。

現在、朝霞市に100人いる
学校に行きたくても行けない子どもらのことを
本人の努力不足だとする認識なんでしょうか。

不登校児本人たちの、また不登校の子どもを抱える母親たちの、また、その家族の苦しみをまったく知らないんでしょう。

病気で学校に行けない子どもや障害を持っていて通院が必要な子どもたちのことなど、何も考えていないんでしょう。

すっかりあきれ果てて、顎が議員席まで落ちるところでした。

この質問の最後のしめくくりには、卒業式のときに、子どもの皆勤賞とともに表彰された母親の、感激を綴った文章を朗読し、母親の努力あっての皆勤賞っていうことを強調していました。

腰が抜けて立てなくなるところでした。

さらに市職員の答弁を補足すると、
教育委員長からは、子どもが伝染性の病気にかかっていても出席させる保護者や、明らかな病気なのに登校させる保護者の例が報告されました。

今はやりの、<モラルのない親批判>ですね。
外的要因で不登校になる子を、本人の努力が少ないからだと断ずる限り、不登校という状態は理解されないでしょうし、『スーパー皆勤賞』などという発想は現状に対する認識不足からのものだと思います。

投稿: i☆f | 2007.11.02 18:16

あらま、皆勤賞の演説の日に居眠りでしたか・・・。やっちゃいましたね。
小学生が授業中居眠りすることは当然、許してくれるんでしょうかね。

議員でも居眠りしなかった人を表彰したら、もう少し市民のことを考えてくれるようになるのでしょうかねぇ。

この大橋議員の立場って、いじめられるのは本人の努力が足りない=いじめられる奴が悪いということでしょうね。

投稿: 管理人 | 2007.11.02 22:44

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2007.08.24

8/24 公明党が中選挙区制に戻せという

公明党が中選挙区制に戻せと。ばかばかしい。

中選挙区制は、椅子取りゲームみたいなもので、誰かを落選させれば大半の議員は当選する制度である。死票とか民意の比例とかいろいろ言い訳けは成り 立つが、逆にいうと、15%の固定した支持層さえあれば、80%が嫌だと思っても、汚職議員も問題発言議員も落選しなかった制度だということを思い出すべ きである。

代議制民主主義で、自分の意見を完全に反映する政治家など選べるはずがない。よりましを選ぶしかないし、よりましを選ぶなら、よりましでない方を落 選させなくては結果に結びつかない。つまり選挙は、積極的に選びたい候補者がいれば幸いだが、本質的には、選びたくない人を落選させることに、選挙は効果 を発揮する(かと言って落選運動みたいなネガティブなことを運動がやり始めてもどうかとは思う)。

そういう意味では、民意の比例とかいうけども、どの政党も完全に民意を反映できていないのに、その政党の議席配分が比例だからと民意を反映されたということにはならないだろう。むしろ民意が動いたことが全く反映されない選挙制度であることの弊害の方が大きい。

●家族が出先で現職知事候補の演説会に出くわした。名刺に選挙運動用ビラの証紙が貼ってあったのを配布していた。これ違反じゃなかったかな。統一地 方選挙の手引きをひっくり返してみたけど、わからない。素人どころか、選挙を何回も経験している私でもわからないぐらいだから、公選法は良くない。

「衆院は中選挙区制に戻すべき」 公明・太田代表2007年08月24日21時45分

 公明党の太田代表は24日、衆院の選挙制度について「中選挙区制にすることが非常に大事なことだ」と述べ、中選挙区制を復活させるべきだとの考えを示した。ラジオ番組の中で語った。

 太田氏は、参院選の公明党の敗北は「基本的にとばっちりだ」と述べた上で「政策を勉強し、実績を上げてきたことが、ばんそうこうを張った人が出た ら一瞬に吹き飛んでしまう」と指摘。小選挙区ではさらに「風」が選挙結果に影響を与えるとの考えから「小選挙区制は政権交代を可能にするというが、ポピュ リズム(大衆迎合)になる」と述べた。

 公明党は99年秋に自自公連立政権に参加する際に中選挙区制の復活を求めており、太田氏の発言はこうした党の考えを改めて強調したものだ。 一 方、太田氏は、民主党との連立を組む可能性については「現時点ではない。自公連立であくまでいこうということは固まっている」と述べた。

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コメント

うーん・・・・・「15%の固定した支持層さえあれば、80%が嫌だと思っても、汚職議員も問題発言議員も落選しなかった制度だ」って批判は、跳ね 返ってくると少数意見を代弁しようとしても圧殺しようとすれば可能になってしまう、てことになるんじゃありませんかね?特に小選挙区制なら「積極的に選び たい候補者」に出会うのが相当稀になっちゃうし、当選する可能性に至っては遥かに低くなってしまうでしょう。現行の選挙制度が「民意が動いたことが反映す る」制度とは言い切れないし、下手したら(選ばれる側にとっての)民意のミスリードを招いてしまう危うさがあると思うのですが。

投稿: 杉山真大 | 2007.08.25 21:35

国際的に、中選挙区制のような選挙制度を取っている国がどれだけあるか見てみてください。
小選挙区制を基本にした制度か、比例代表制を基本にした制度のどちらかです。議席数の半分も有権者が決定できない国なんて中選挙区制の日本ぐらいです。し かも中選挙区制は、普通選挙制度が導入されて、官僚たちが既得権益を守り、政治家を見下す制度にしようとして導入したということは、「日本選挙制度史」に 明確に書かれています。

さらには、比例代表制を採用している国のほとんどが、県議会、市議会、ときには大学の自治会レベルまで比例代表制で選挙しています。それぐらい徹底 できれば、私は完全比例代表制に賛成したいと思いますが、地方議会がそんな明確な投票判断を求めていない状況では、次善の策として小選挙区制の方がましか な、と思うところがあります。

また、中選挙区制のときに、組織のボスが私物化していた候補者枠も、小選挙区制で当選が不安定になった途端、組織のボスが立候補しなくなり、いろい ろな人に開かれた効果もあると思います。もっとも今は、いろいろな人が公認されず、政治家になるための塾出身の連中たちが小選挙区の候補者として独占して いることが問題に感じたりもします。

投稿: 管理人 | 2007.08.26 00:33

>小選挙区制を基本にした制度か、比例代表制を基本にした制度のどちらかです。議席数の半分も有権者が決定できない国なんて中選挙区制の日本ぐらいです。

比例代表制でも「議席数の半分も有権者が決定できない」という点では変わりが無いのでは?石川真澄氏も中選挙区制を比例代表制の変種と捉えているみたいですし。

>比例代表制を採用している国のほとんどが、県議会、市議会、ときには大学の自治会レベルまで比例代表制で選挙しています。(中略)地方議会がそんな明確な投票判断を求めていない状況では、次善の策として小選挙区制の方がましかな、と思うところがあります。

地方議会が、明確な投票判断を求めていない状況こそ問題なんじゃないですかね?それで地域の声が届きにくくなるというのなら、地域別に比例区を細分化すれば済む話になる訳だし。

>選挙区制のときに、組織のボスが私物化していた候補者枠も、小選挙区制で当選が不安定になった途端、組織のボスが立候補しなくなり、いろいろな人に開かれた効果もあると思います。

いやぁ、それは特定組織のボスがいなくなった分を、利害得失に関わる組織の利害を調整し代弁できる(官僚や民間の)エリートに取って代わっただけの 話でしょう。本質的な部分は何も変わってなくて、だからこそ「政治家になるための塾出身の連中たちが小選挙区の候補者として独占している」結果になってし まうんじゃないかと。

投稿: 杉山真大 | 2007.08.26 07:45

>名刺に選挙運動用ビラの証紙

 今年の統一地方選挙から首長選挙で一定枚数のマニフェスト(A4版以内のビラ)が1種類、配付できるようになりました。このビラには、候補者の氏名や写真の掲載も可能です。
 従来、国政選挙では候補者も2種類のビラを配付することが可能でした。そこで、旧田中派の流れを組む候補者の中では、このうち1種類を「名刺」にすることがあります。(確かに、「名刺」はA4より小さいので違法ではありません。)
 ただ、本来、首長選挙で政権公約を周知するために認められたマニフェスト配付が、名刺の配付になってしまうのは、選挙戦術上はあまり妥当ではないと思います。しかし、それも含めて当該候補者陣営の判断なのでしょう。

投稿: たかき | 2007.08.26 15:46

黒川さん、はじめまして

民意を反映した政党とか、候補者というものは、例えば、スウェーデンの各党が選挙の1年前から比例区リストを有権者に示し、その意見をリストに反映させるなどしているように、そういったプロセスでもとらない限り、無理というものでしょう。

そうなると、直接民主制にぐっと近づきます。その点は大変結構なことです。

ただ、代議制民主主義で、かつ政党政治の現状では、よりまし政党に投票した意志=民意が議席数に反映されることをもって、民意の反映というのではないでしょうか。

それは独立した区割り選挙では無理で、比例代表制を基本にした選挙制度で実現可能です。この制度下なら、さらによりましな政党の誕生も保障されます。

黒川さんが考えていらっしゃると思われる政党段階の民意は、このようにして反映されると思われます。

一口に中選挙区制といっても、定数次第で選挙結果はかなり違ってきます。

定数2なら、自民と民主が仲良く半分ずつ、定数3なら、今と変わらず自公民で独占です。

私は、無所属候補に最大限配慮した比例代表制ベースの選挙制度がベストだと思います。そのような選挙制度として、「中選挙区比例代表併用制」を提案しています。

この「中選挙区比例代表<併用>制」は、日本の小選挙区比例代表<並立>制やドイツ下院の小選挙区比例代表<併用>制における小選挙区制を、中選挙区制に置き換えただけの制度ではありません。

簡単に言えば、中選挙区制の中に比例代表制を埋め込んだ選挙制度です。

アドレス欄にも入力してありますが、こちら↓で説明してあります。ご関心ありましたら、コメントなどいただけると嬉しいです。

http://kaze.fm/wordpress/?p=164

ところで、niftyのブログって、記事によってトラックバックURLが表示されていたり、されていなかったりします。どうしてなんでしょうね。記事ごとにそう設定しているとか?

投稿: OHTA | 2007.11.26 08:38

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« 2/27 保育・社会保障破れ穴だらけの構図 | トップページ | 2/28② 朝霞市の保育所政策を迫る »

2006.02.28

2/28 羽田まで高速バスが通る

市報あさかが届く。うれしい知らせが2つ。

1つは、東武バスが志木駅、朝霞台駅から羽田空港までのバスが運行開始する。多分、高速道路の空いている早朝、深夜の時間帯中心の運行だと思うが、羽田空港へのアクセスに不便なこの地域、思い荷物を抱えて山手線に乗らなくてすむことはとてもありがたい。

1つは、朝霞市の小中学校で給食の自校方式の検討が始まる。あすからパブリックコメントが開始される。行政改革の流れの中で、給食調理の委託化、セ ンター方式が進められて、作られるところが全く見られない給食を子どもたちに食べさせることが当たり前になってきた。朝霞市はそうした経済効率性とは逆行 することをしているが、しかし、子どもが給食を調理するところを身近に感じられるようになることの教育的効果や、アトピーやアレルギーの子たちの対応、あ るいは病後児童に対するケア食など、これからの社会にふさわしい給食のあり方も考えると、施設内調理になることはそのための基盤づくりになると思う。富岡 市長のこの政策はほんとうにいい方向だと思う。さらに言うと、国の構造改革は保育所の調理室規制をがたがたにしようとしている。保育所の調理室は小学校以 上に重要で生命線だ。この考え方を保育所にも貫徹させて、今の調理室を維持してほしい。

また路上喫煙防止の条例についてのパブリックコメントの結果も載っていて面白い。喫煙推進派は「マナーを守っていればどこで喫煙しても構わない」だ ろ、とか「良識ある喫煙者まで否定しようとしてしまう」とか、「たばこを吸う人の気持ちを考えてほしい」と主張。喫煙が他人に与える危険性や有害性にしか 目がいっていない鈍感さがわかる。こうした喫煙者の論理は、他人に不本意な性行為を強要しながら、気持ちいいんだからいいじゃないか、と言っているような 身勝手さを感じてならない。ただし自発的な禁煙を期待するこの条例がうまく行くのか。放置自転車も取り締まって始めて効果が出てきた。1000円でいいか ら都度都度罰金を取らなくては変わらない。社会的弱者を守るために。

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コメント

 羽田空港までバスですか…。いいなぁ。
 京成線は、成田、羽田両空港へ電車で行けるのですが、特に羽田空港へは、京成→都営→京急と回り道をするために、以外と時間がかかるのです。窓も、父親が朝早い飛行機に乗る時などは、羽田空港まで送迎したりします。(湾岸高速を使うと1時間弱で到着できるので)
 絶対羽田空港行きバスを作ればニーズはあると思うんですけど、特に早朝と夜間は。ただ、バス会社は分社化しても京成系なので、そうした需要の掘り起こしには、鈍いのかもしれませんね。親会社との利益相反になるので。
 給食の自校方式は、私自身経験がないもので…。Y市に住んでいた小学校時代はセンター方式だったし、今の市に転校した中学校は給食すらありませんでし た。今の市は、窓の妹が小学校に通っている頃には自校方式でしたが、現在では全て委託方式になってしまいました。経済効率性を追求するとやむを得ないとこ ろがあるのかもしれません。しかし、「食の教育」の観点からも自校方式が必要だと思っています。アトピーやアレルギー児童へのフォローアップの問題に言及 されているところはは、なるほどとうなづくものがありました。

投稿: 窓灯り | 2006.03.01 07:57

一本で羽田まで行けるなら、その電車が大荷物でも耐えられる豪華な電車にしてもらう方が合理的でしょう。多くの朝霞市民も時間が不確実なバスより直通電車の方がいいと思うけど、地下鉄13号線の羽田延伸が潰されて、事前の策です。とにかく羽田空港は不便な空港です。
日本の義務教育は強制教育なのに、病気を忌避できずにアトピーやアレルギーになった子に給食が対応せず、あまつさえは教職労働者たちが好き嫌いのような偏見を植え付けてきたことが大問題だと思っています。

投稿: 管理人 | 2006.03.01 19:47

以前、光が丘-成増-高島平-羽田という路線があり、重宝していたのですが、いつもガラガラで、あっという間に撤退になりました。便利だったのに。
出張族にとっては6時台の羽田発に乗れないと不便極まりないのですが、結局そういう人はこの地域には住んでいなかつたか、あるいは気付かれる前に撤退してしまったということでしょうか。
皆さんで乗って路線を支えないと、あっという間に撤退かもしれないですよ。

投稿: takeyan | 2006.03.05 16:06

そうです。私もちょうど出張の多いときで重宝していました。無くなっていたときは、ほんとうに悔しかったものです。
今回はぜひ失敗しないでほしいと思い、この近隣の人たちに機会があればどんどん乗って欲しいと思います。調べたら、2時間に一本ぐらいの本数になるようです。思ったより便利です。所得層の高い和光市を通らないのが欠点かも知れません。
余談ですが、千葉県の内房に行くには、羽田までバスで出て、羽田から木更津行きのバスを乗り継ぐのが一番早いです。
東上線沿線と同じくらいの階層の人が住んでいる柏や南越谷にもすでにバスが通っていて繁盛しているし、館林や宇都宮なんてところにもニーズがあるのですか ら、ニーズはあると思うのですが。東武バスが宣伝がしていない気がします。でも、「下流社会」で埼玉、千葉の特定の層はほんとうに外出をしないという確認 もされていて、不安です。

投稿: 管理人 | 2006.03.05 18:47

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» 志木と羽田空港を結ぶバスが開通 [思考維持装置]
http://www.tobu.co.jp/bus/rosen/haneomo.pdf 東武バス新座車庫から志木駅、朝霞台駅、朝霞市の第三中学校を経て羽田空港に至るバスが3月16日にスタート。 朝一の便だと、志木駅を5時20分に出て羽田空港の第1ターミナルには6時40分に着く。あくまで定時で走った場合だが..... [続きを読む]

受信: 2006.03.04 18:15

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2006.04.29

4/29 落ち着いた第二ターミナル

連合系メーデーに出かける。会場外にフリーマーケット&縁日のようなものを設けて、来た人には居心地のよい時間を提供できるようになったと思う。たばこくさいのが気になる。元上司たちに、このブログ見ているよといわれ、すこし緊張する。
終了後、羽田から家族の故郷に帰省。羽田第二ターミナルで集合する。
家族は志木駅から羽田空港までバス利用。出発客のトラブルで10分遅れで発車して5分前に着いていた。所要時間1時間10分で帰省ラッシュの始まりの日で あることを考えると優秀。ルートは首都高速5号、板橋本町から中央環状線で新木場まで大きく迂回、湾岸線で羽田空港に。渋滞に巻き込まれないルートだ。

落ち着いた雰囲気づくりがされていていい感じ。この帰省ラッシュのなかでもそわそわした感じがない。
ただし、レストラン街のあるエリアのエレベーターがデザインばっかりで遅くて混んでいてなかなかこない。で、エスカレーターにまわってみると、ベビーカー 利用者をエスカレーターに乗せないために係員まで置いていて拒絶される。そこが問題だと思った。エレベーターを増設するか回転率を上げるべきだし、それが できないなら、係員をおいて、利用をきちんとコントロールすべきだ。これは第一ターミナルの中央棟のエレベータにもいえることだ。
第一ターミナルより良かったところは、照明が落ち着いていて、気分がそわそわしない。余計な放送をしないのでうるさくない、チェックインした内側のコン コースに子どもの遊び場や喫茶店などが余裕のあるスペースにあり、落ち着いて飛行機の搭乗時間まで待っていられることがよい。ベンチで座って昼寝をしてい る人がいたぐらいだ。

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2006.03.20

3/20 不偏不党を言う人は党派性のある人ばかり

もう時効かな。高校生のときも大学生のときもぶちあたった嫌なことです。

だいぶ前、生活課題に関する市民運動団体の会議に出席したら、政治的な問題でもめていた。
その団体が開いたシンポジウムに、専門家とともに、その団体が取り組んでいる問題に詳しい与党第一党と野党第一党の議員を1人ずつシンポジストとして呼ん でいた。それを、「不偏不党」であるべき市民運動にあるまじきやり方だ、とごうごうの非難をする人がいた。政治家を呼ぶなら、すべての党に声をかけるべき と。

首都圏に戻ってきて、いろいろな運動体で、政治とのつきあいでねちこく中立性が求められ、どうでもよい議論を繰り返している場面に何度も立ち会っ た。市民活動にとって政治が役に立てばいいんだから、使えばいいんです、参加してもの言ってなんぼでしょ、と青春時代に北海道で刷り込まれた体験からは、 隔絶する感覚だ。
シンポジストの政治家に、票のとりまとめや、会員の後援会の加入、ビラの配布など頼まれたらそれこそ運動体の立場が問われるが、見返りもなく、シンポジウ ムで100人もいかない参加者に、専門の話をつっこんで話してもらうぐらいで、市民団体の運営が歪むほどの政治性をおびるものなのだろうか。

その団体が取り組んでいる課題は、消費者問題的なもので、専門家だけの検証ではどうしても供給者サイドの視点の話になってしまう。国会で有権者・市民の世論を背景に、専門的なやりとりをしている政治家に事情や課題を聴くのが、有意義な場でもあった。

「不偏不党ではない」と非難を浴びせかけることは、野党第一党だけが議論の場を提供されると非難しているに過ぎない。私には「不偏不党」を叫ぶ人ほ ど政治的で、党派性の高いものを感じる。不偏不党にこだわる副作用として、市民や生活課題に取り組む市民運動と政治の間の距離が離れたまま、結果として、 官僚が業者と癒着してやりたい放題やるような社会になる。

生活課題のいくつかはやはり政治問題だったり、政治にばっちり監視したり圧力をかけてもらわないとおかしくなるものもある。政治の世界に引っ張り出 さないと本当のことがわからないこともある(もちろんその逆の問題もある)。そこに不偏不党なんて言葉を出して、見た目中立だけど、そこには内ゲバしかな く、何の世の中を動かす力にもならないように方向に運動をミスリードする議論はよくない。

そもそもいちいち会議の本題と全然違う次元の「不偏不党」をことさら他人に求める人は、どこか党派の匂いがする。まず自分たちが不偏不党のまっさらな心をもってもらいたい。無駄な議論しか生まれず全く不毛だ。
自分の党派性を棚に上げて他人の党派性を問題にする余裕なんて、ベルリンの壁が崩壊してもう無くなっているはずじゃないの?かな。

●「ニートって言うな」の本田由紀さんのブログで、関西非正規労働者の組合「ユニオンぼちぼち」が立ち上がったことが紹介されている。結成宣言がとてもよい。

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2005.11.09

11/9 スターリン予備校

用事があって千駄ヶ谷に行く。帰りに共産党本部の前を通ったら、立派な建物になっていた。かつては襲撃対策を考えられていた門構えだったが、今は1階は入り放題のようだ。警戒心がなくなりすぎじゃないだろうか。
1階はデパートといったら言い過ぎだが、大手予備校より立派。ほんとうにびっくり。野党第一党なんか間借りで、存在感もないのに。気になったのは、周辺に あったはずの「社会科学書」の専門店などささやかな共産党城下町を彩る店々が消えて、虫食いに空き地ができていたことだ。その裾野の狭まりが支持層の収縮 につながっているのではないか。

●岩波新書「吉田茂」を読む。いままで吉田茂に大筋で好意的な書物を読んできたが、これは比較的というより悪行や本当の民主主義をわかっていなかっ た話など紹介し、批判的だ。それでも戦後の天皇退位を阻止した話など、いろいろ学ぶことも多い。面白いなぁ、なんて思って著者を見ると、中公新書の「戦後 史のなかの日本社会党」の著者である。

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すべて、まず目標は一つ、短期決戦に備える。
ではさようなら黒川滋先生

時に揉め事の、中に仲裁として立ち。
泥を被り悪役を、引き受ける。
制度やバッヂでは、無いのですよ。
消し忘れた、部分とログ市議の皆さまに、送りますね。
世の中、請願権があり、通信の自由が、ありますから。
私はきちんと手続きを、踏んで、市長様にも、議会の議長及び副議長様に、許可をいただいております。
それを、読まれて市議の皆さまが、どう考えるかは、わかりません。
では、よい一日を、黒川滋先生。

相変わらず感想文なかなか達者。
批判しても何か理屈をつけて持ち上げる。
きょうも歩く、より僕の感想文、に変えたらいかがでしょうか?

なかなか面白い事が、わかりました。

さて、相変わらず制度万能論と権力万能論から、逃れられないようですね黒川滋先生は。

もちろん匿名で、苦情はよくないですが、制度万能論では、そういう制度だ!
苦情を言う奴は、クレーマーだ!
になりがちですが、苦情を言う方の立場、考えていますか?
近所で、仕事が夜勤なら残念な事に、子供達の声が安眠妨害、うるさいと思う方もいらっしゃいます。
また、保育園よりもう、小学生になった方々が、親に愚痴るのもあるでしょう。
園長さんの苦労も、わかりますが、話を聴いた、ブログで制度の話を、書く。
市議さんの役目でしょうか?
近所の方々と、それこそミィーティングを開き、苦情を入れる立場の方々の声を、受け止め、間を取り持つ。
場合には、私に免じてなんとか、理解頂けないか、悪役をすすんで引き受ける。
綺麗な言葉では、何も変わりません。
黒川滋先生の限界なら、バッヂいりませんね。

今日は、本隊が朝霞の自衛隊広報センターに、まいります。

では、失礼致します黒川滋先生。

手続きは、完璧です、連絡さえ頂ければ、そのような事は、私達も代表も致しません。
ただそれだけです、連絡さえ頂ければ、そこから始まりです。
何度も連絡をしてほしいと、呼びかけました。
決めるのは貴方です。
失礼致します。

おはようございます黒川滋先生

残念ですが私達も、生きています。

人間の尊厳も基本的人権も、国民の権利もあります。

誠に残念ですが、精神障害者のささやかな、人間の尊厳を、打ち壊しながら、福祉の専門家とは、言わないでください。

精神障害者を差別し、なんとか社会復帰を、模索していた、代表を破壊し、恥じる事なき黒川滋先生。

先生は、福祉の制度には詳しいでしょう。
福祉の制度の専門家です。
ただそれだけです。

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